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オススメする人江森丈晃様
オススメするコメントもう一冊は短くてすぐ読み切れる小説を選びました。会話や改行が多めです。
宇宙人に攻撃されて北区がなくなるかも、という荒唐無稽な設定ですが、地上の人間の生活は、相も変わらず。夜を歩く主人公と(彼にスクール水着をきせたりする)風俗嬢のやりとりというのが、体臭たっぷりでよいのです。
「記者会見見ないつもりだったんですか?」
「ああ宇宙人のやつ」
「うん」
「明日またテレビで何度もやるでしょ? どうせ」
自分はこれで元気が出るのですが、世間的にはどうなんでしょう。
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http://www.tonetwilight.com/著者などの情報前田司郎
更新日01/28/2015
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オススメする人江森丈晃様
オススメするコメント選書のお題が大海原すぎるので少し悩みました。
でも、活字が入ってこないほど疲れている自分を想像したら、この画集になりました。
リヒターはたくさんの作風を持つドレスデン出身の巨匠ですが、この作品集に収められた「Overpainted Photographs」は、スナップを下地にしたペインティングのシリーズです。
たとえば、赤や青の隙間から覗くフィレンツェの人ごみ。紫の雨に壊れゆくピサの斜塔。ここには「写真+油彩」という技法で描かれた作品ばかりが並んでいます。
意識の継ぎ目に染み入る爛然……水晶体泣かせの奥ゆき……ダムのヘリに立つことにも似た畏怖……ここから受け取る「非日常」を文章で伝えるのはなかなかに難しいのですが、無論、この本を選んだ理由は「活字が面倒」なだけではありません。
それは、思いつきさえすれば自分でもできたであろう「発明」の眩しさに、腹の底からヤル気になるためです。
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http://www.tonetwilight.com/著者などの情報Siri Hustvedt
Uwe M. Schneede (著), Botho Strauss (著), Markus Heinzelmann (編), Michael Robinson (訳)
更新日01/28/2015
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オススメする人加藤マニ様
オススメするコメント「元気になる本」というテーマを頂いた後に書棚を眺めてみても、とんと元気になる本が見当たらず、というのも、恐らくわたしにとって本を読むということは、元気になりたいからではないらしく、どちらかというと読中の驚きと興奮、読後に授かるちょっとした重量感をもつ闇、それによって得られる疲労感と充実感、が目的として大きいのだと改めて感じました。
特にフィクション作品に対しては益々この傾向が強いため、選書は赤瀬川原平さんのエッセイとします。本来なら一般的な表現に留めた特段面白くもない「国語辞書の用例文」ながら、こと三省堂発行の『新明解国語辞典』における、異様にアクが強い解釈、そしてストーリー性すら感じさせる独特すぎる用例に、もはや辞書自体にひとつの人格があるような、曰く、魚が好きで苦労人、女に厳しく金はない、そんな架空の人物像「新解さん」へ軽妙に迫ってゆきます。
どんな本であれ、さあ元気になるぞォ!として読むと、どうしても肩肘張ってしまうものですが、どちらかと言うと無意識のままで読後にちょっと体が軽くなるような、気付いたら、何だか心持ちが晴れているような、いないような。くらいがわたしにとって丁度良い「元気になる本」のようです。
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http://www.manifilms.net/著者などの情報赤瀬川 原平
更新日01/27/2015
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宇宙衛生博覧会 [ 筒井康隆 ]オススメする人常松靖史様
オススメするコメントSF短篇集。
「関節話法」を収録。
本当に涙流して笑いころげた唯一の小説。
※注意:必ず室内で、一人で読みましょう。
しかしこんな筒井の旧・名作群が今やKindle版のみとは!……茫然自失。
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http://tune09.sakura.ne.jp/著者などの情報筒井 康隆
更新日01/27/2015
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血脈(中) [ 佐藤愛子(作家) ]血脈(下) [ 佐藤愛子(作家) ]オススメする人常松靖史様
オススメするコメント長いけど大丈夫。
僕は半年かけて読みましたが、その都度おずおずと「佐藤家」に戻る感覚。
読み終わるのが惜しかった。
生きることに開き直れる本です。
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http://tune09.sakura.ne.jp/著者などの情報佐藤 愛子
更新日01/27/2015